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お役立ち情報

  • 封筒とは ー 封筒の由来、歴史 ―

    手紙や文書、書類などを封入する紙製の筒状の袋を封筒といい、状袋(じょうぶくろ)とも呼ばれます。

    封筒

    封筒の原型は古代バビロン王朝時代


    封筒のルーツは紀元前2,000年ごろの古代バビロニアのバビロン王朝時代で誕生したといわれています。
    バビロン王朝といえば「目には目を、歯に歯を」で有名なハンムラビ法典で有名ですが、多くの民族を支配するために記録や契約が重要視されていました。
    公的な記録や契約などを、粘土板にくさび形文字で記録し、それらを薄く伸ばした粘土板で包んで釜焼きしたものを相手に送っていたのです。いわば今の時代よりも頑丈な「粘土の封筒」です。

    封筒

    日本での封筒の期限は平安時代


    日本での封筒の起源は平安時代までさかのぼります。
    当時の貴族は、畳んだ手紙を紙で包み込み、その上から懸紙(かけかみ)と呼ばれる別紙で更に包み上下を折り返したものを封筒として使用していました。
    現代で使用される筒状の封筒が現れたのは江戸時代の江戸といわれ、文化・文政期では絵が描かれた封筒が流行していました。

    封筒

    イギリスで起こる郵便制度改革により封筒が普及


    一般的な紙製の封筒が登場したのは、16~17世紀ごろのヨーロッパです。
    1840年のイギリスで起こった郵便制度改革により、今まで手紙の枚数や配達距離によって定められていた郵便料金が、重さで定められるようになりました。
    このような背景により封筒が急速に普及していくことになりました。

    日本の郵便制度は、イギリスの郵便制度を手本とし、1871年(明治4年)に制定されました。
    封筒もイギリスを倣って、一枚の用紙の両端を貼り合わせ袋状にしたものの底部分を閉じて貼り付けたものが普及しました。
    なお、封筒は中に何も入ってないと「枚」、中身が入ると「封」と数えます。

    封筒

    製袋(せいたい)の種類


    紙を折って、袋状(封筒の形)に貼り合わせることを製袋(せいたい)と呼びます。
    製袋(せいたい)の種類は、一般的なもので4つあります。

    1. センター貼り
    封筒裏面の中心(センター)に貼りあわせ部分がくる、最も一般的に使用されている封筒の種類です。
    中心に貼りあわせ部分が来るため、強度があるしっかりとした作りの封筒に仕上がります。
    2. ダイヤ貼り
    封筒の封をする部分が三角形になっていて、封をする箇所以外の左右と下部分を折り返し貼りあわせた封筒で、貼り合わせ部分が斜め方向になっているのが特徴です。
    封筒を展開するとひし形になることからダイヤ貼りと呼ばれています。
    3. スミ貼り
    封筒の裏面にある貼り合わせ部分が、片端に寄っている封筒をスミ貼りと呼びます。
    封筒の表面にも裏面にも貼り合わせ部分が出てこないので、差出人を横書きで書けるなどの利点があります。
    4. カマス貼り
    2つ折にした紙の両端を貼りあわせた封筒で、印刷した際に色ムラが発生しにくい特徴があります。
    一般的にダイレクトメールなどを送る際に使用されるためビジネスで多く使用される封筒です。

    封筒

    封筒の代表的な形は3種類


    封筒はその形によって「長形封筒」「洋形封筒」「角形封筒」の3つに分類されます。
    これらの封筒は、どれもサイズは号(ごう)で表されます。

    1. 長形封筒
    縦長の封筒で封入口が幅の短いタイプで、長形(なががた)と呼びます。
    日常生活やビジネスシーンで最もよく目にするタイプで、A4用紙を3つ折りにしたものがすっぽりと入る大きさがもっとも一般的な「長形3号」は、プライベートやビジネスシーンでよく使用される封筒です。
    2. 洋形封筒
    横長の封筒で封入口が幅の長いタイプで、洋形(ようがた)と呼びます。
    名前の前に「洋」とあるように、海外でよく使われる封筒です。
    グリーティングカードやクリスマスカードを送ったり、結婚式の招待状などを贈る際にもよく使われています。
    洋封筒の製袋方法には、ダイヤ貼りとカマス貼りがあります。
    3. 角形封筒
    A4用紙などが折らずに封入できる大き目の封筒で、角形(かくがた)と呼びます。
    ビジネス文章や公文書、法務文書など折らずに封入する必要があるもので多く利用されています。

    封筒

    代表的な封筒のサイズ


    封筒のサイズは多種多様に存在しますが、ビジネスでの利用で意外と答えられない封筒のサイズです。
    ここでは、最も一般的に使用されているサイズをご紹介します。

    ・ 角0封筒(角形0号)
    287ミリ×382ミリ。:B4用紙が折らずに入れられる封筒サイズです。
    ・ 角2封筒(角形2号)
    240ミリ×332ミリ。:A4用紙が折らずに入れられる封筒サイズです。
    ・ 角3封筒(角形3号)
    216ミリ×277ミリ。:B5用紙を折らずに入れられる封筒サイズです。
    ・ 長3封筒(長形3号)
    120ミリ×235ミリ。:A4用紙を3つ折りにしてすっぽり入る封筒サイズです。
    ・ 長4封筒
    90ミリ×205ミリ。:B5用紙を3つ折りにしてすっぽり入る封筒サイズです。
    ・ 洋1封筒(洋形1号)
    176ミリ×120ミリ。:はがきが折らずに入れられるサイズです。
    A5サイズの挨拶状などが2つ折りにして入れることもできます。

    封筒
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    カテゴリー: 印刷,豆知識,

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