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お役立ち情報

  • 印刷の歴史

    「印刷」と聞いて思い浮かぶものには、本や雑誌、チラシやカタログなど、さまざまなものがありますね。
    印刷の技術は今の私達の生活の中で、とても身近に存在しています。
    そんな印刷の文化は、どこから始まり今のような発展を遂げてきたのでしょう。


    印刷文化の発祥は中国から


    印刷
    印刷文化の発祥は、6世紀頃(中国王朝・唐の時代)に中国で始まった木版印刷と言われています。
    木の板に字や絵を彫刻した木版を使う印刷方法で版画と同じ原理です。
    当時の印刷技術は、おもに仏教経典の印刷に使用されていました。
    その後、唐の時代が終わり王朝が変わるとともに、木版印刷は学問や芸術などさまざまな分野でも活用されるようになりました。

    ちなみに、唐の時代の木版印刷物で今でも完全な形で残っているものは、868年に印刷された仏教経典「金剛般若波羅蜜経(こんごうはんにゃはらみつきょう)」で、現在イギリスの大英博物館に収められています。

    印刷技術は、紙・火薬・羅針盤とともに中国の四大発明と言われています。

    印刷発展の歴史


    印刷
    印刷文化の発展に大きく貢献したのが、ドイツの金細工師ヨハネス・グーテンベルクが発明した活版印刷術です。
    グーテンベルグが活版印刷を発明したのは、1450年頃のことと言われています。
    1455年には残存する世界最初の活字印刷本『42行聖書』を印行しました。

    活版印刷は1文字1文字が独立した判子になっている活字を並べて文章にした版――組版を作り、それに塗料を塗って印刷する技術です。
    そのため、それまでの木版印刷より格段に速く印刷の版を作ることができます。
    活版印刷の発明により、多くの人が聖書を目にする事ができるようになり、これが宗教革命に繋がっていくわけです。

    また、活版印刷は安価に大量の印刷をすることができるため、数々の書物が一般大衆に急速に広がっていきました。
    これにより、その後ヨーロッパ全土に広がったルネッサンス(芸術・学術の革新運動)に大きく貢献したと言われています。

    時代が下って、 18世紀半ばから19世紀にかけては、ヨーロッパ各地で起こった産業革命により、紙の大量生産が可能になり、印刷技術も大きく進歩しました。

    日本の印刷文化の歴史~木版印刷からデジタル化へ~


    印刷
    日本の印刷文化はどうでしょうか。
    ここからは日本にスポットライトを当てて印刷の歴史を紐解いていきましょう。

    ■日本の印刷文化の始まり
    日本に印刷技術が伝わったのは6世紀の中頃(奈良時代)のことで、遣唐使などによってに中国からもたらされました。
    印刷文化が始まったばかりの当時は、印刷物のほとんどは仏教に関する書籍でした。

    770年には国中のお寺にお経をひろげるために100万巻のお経「百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」が印刷され、これは世界で現存する一番古い印刷物として、法隆寺に保存されています。

    しかしながら、文字を読むことができる人々が限られていた時代です。
    仏書を必要とする人は多くないため、それ以降300年もの間日本では印刷は行われませんでした。

    ■日本の印刷文化の発展
    日本で印刷文化が発展したのは、江戸時代(16世紀)になってからのことです。
    江戸時代に入ると商業が盛んになり、また寺子屋の影響もあり、庶民の間でも読み書きできる人が増えてきました。
    それに伴い、新聞や教科書、書物などの印刷物が町民にも拡がっていったのです。

    さらに、人々の目が肥えるに従い、カラー印刷の浮世絵や多くの人に親しまれた小説「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」などが木版印刷で印刷されるようになりました。
    このように、印刷は当時の芸術や文化に大きな影響を与えたのです。

    ■木版印刷から活版印刷へ
    ヨーロッパで発明された活版印刷は、ヨーロッパから派遣された使節団と、それとは別に豊臣秀吉が朝鮮から持ち帰った技術によって、16世紀に日本にもたらされていました。
    しかしながら、日本では明治時代になるまで木版印刷が主流でした。

    その理由はいくつかありますが、一つは、当時のひらがな文字は草書(続け字)で書かれることが多く、活版印刷のように1字ずつ文字を独立させることが難しかったためといわれています。

    木版印刷から活版印刷へ移行したのは、明治になってからのことでした。
    そのきっかけとなったのは1870年(明治3年)、オランダ語の通訳をしていた本木昌造が明朝体の活字を作ることに成功したことです。

    活版印刷が始まると、新聞や雑誌、書籍などの発行部数は急激に増え、種類は多様化し、印刷のスピードも格段に速くなりました。
    このように活版印刷は、印刷の量も種類もスピードも優れた技術でした。
    こうして印刷文化は、大正、昭和とさらに発展を遂げたのでした。

    ■活版印刷からデジタル化へ
    発展を極めた活版印刷がデジタル化へ移行していったのは、1980年代後半に登場したCD-ROMがきっかけでした。
    パソコンの普及とともに、印刷物は実際に手に取って見るものではなく電子書籍へと形を変えていきました。

    その後の20年間で印刷技術は大きく変化し、今では、パソコン1台で印刷物の制作からプリントアウトまで出来るようになりました。
    これをデジタル印刷といいます。

    デジタル印刷になったことで、1冊単位の印刷(オンデマンド印刷)も可能になりました。
    それにより、在庫をかかえる必要がなくなったり、コスト削減もできるようになったのです。

    まとめ


    印刷
    いかがでしたでしょうか?
    印刷文化の発祥と日本の印刷の歴史、そして木版印刷からデジタル印刷への流れについてご紹介しました。
    1,200年以上も前に中国で発祥した印刷文化は、それぞれの時代の文明や文化と深く関わりながら木版印刷から活版印刷へと変化してきました。
    そして、この20年ほどの間に活版印刷も姿を消し、印刷はデジタル化へと急速な変化を遂げました。
    印刷文化は、いつの時代も人々の暮らしと共に発展し続けています。

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  • 新年の挨拶回りに謹賀新年シール

    年末年始はビジネスにおいても一年の区切りとなる時期です。
    今年一年お世話になった感謝を伝え、新しい年もよりよい関係を築いていくために年末年始のご挨拶回りをする方も多いでしょう。
    今回はBUSINESS名刺印刷所が提案する新しい年始の挨拶回りのお供、「謹賀新年シール」をご紹介します。


    新年の挨拶回りにワンポイント


    謹賀新年シール
    お手持ちの名刺に謹賀新年の文字を追加できる「謹賀新年シール」はとてもシンプルなアイテムです。
    シールのタイプは3種類。

    一つ目は書道の作品で署名の後に押印する落款(らっかん)風の「スクエアタイプ」
    このタイプはポップな書体が特徴で、特に「謹賀新年」が際立ちます。

    二つ目は透明地に謹賀新年の赤文字がキラキラ反射する「クリアタイプ」
    透明地なのでどんな名刺にも馴染んで名刺の情報を邪魔しません。

    三つ目は貼付する名刺の色を選ばない白地の「白タイプ」
    名刺に貼って新年の挨拶回りをおめでたく演出できます。

    既に名刺交換をしている人とも、年始の特別な挨拶として名刺をお渡しできるきっかけを作ることができるのが謹賀新年シールの利点です。

    また、実際に会って挨拶をしない場合にも、郵送物に同梱する名刺に貼ることで特別感を出すことができます。
    他にも一筆箋に貼ったり、付箋に貼ったり、差し入れや相手に何か一言を送りたい場合にさりげなく新年のおめでたさをプラスすることができます。

    お手軽にお試しいただけます


    謹賀新年シール
    謹賀新年シールは1シートにシールが10点入っており、スクエア・クリア・白どのタイプも組み合わせ自由で 2シートお選びいただきます。
    お値段はなんと330円 です!
    3枚目からは 追加1シート・110円 でご提供します。
    加えて、送料無料でお届けするのでかなりお得な商品です。

    コロナ禍で挨拶回りが遠のいている昨今ですが、徐々に規制も緩和され、元の生活に完全には戻らないまでも人と会う機会は少しずつ増えていくことが予想されます。
    久々に会った方に謹賀新年シールを添えた名刺で挨拶をしてみませんか。

    販売ページはこちらです。

    謹賀新年シール
    BUSINESS名刺印刷所では、「謹賀新年」以外にも「こんな文言のシールがあったらほしい」などのご要望を募集しております。
    「こんなシールが作れないかな?」等のご相談にも乗っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

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  • チラシ(フライヤー)の豆知識

    新聞を取らなくなった方でもポストをのぞけば何かしらのチラシが入っていることが多いのではないでしょうか。
    今はコロナ禍でめっきり見る機会が減りましたが、街頭のティッシュ配りやお店のチラシ配布などチラシは世の中にあふれています。
    今回はそんなチラシの豆知識をご紹介します。


    チラシの効果


    チラシ
    チラシはなぜこの世の中にあふれているのでしょうか。
    どのような効果を期待されて印刷されているのでしょうか。

    チラシの一番の目的は集客です。
    お店や商品を知らない人に対し、チラシで認識してもらうことで新規顧客を獲得したり、既存顧客に新たな情報をお知らせし来店意欲・購入意欲を促す効果があります。
    ちなみに、チラシをみてお客様がお店に足を運ぶ率(反響率)は折込チラシの場合で0.01%~0.3%とされています。
    10万枚を配布すれば10人~300人程度の来店が見込めるということです。

    また、チラシには販売促進やブランディング強化をする役割もあります。
    人間は同じ物や人に接する機会が増えるほど好印象を抱くようになる傾向があります。これをザイオンス効果と言います。
    興味を惹かれるチラシは取っておいたり、隅々まで見るという人は少なくないと思いますが、チラシにも同じザイオンス効果が期待できます。
    対象の地域に何度も同じチラシを配布することで、その地域に対する企業の認知力・ブランド力を高めることができるのです。

    海外のチラシ


    チラシ
    海外のチラシと日本のチラシとでは色や写真の使い方が異なります。
    例えばアフリカでは陽気な赤、黄色、ゴールド、緑、黒といった陽気なラスタカラーが好んで使われます。
    欧米では視覚的インパクトをより重視したチラシが好まれます。
    国民性が反映されたり、幼い頃から似た傾向のチラシに囲まれて育つため、国ごとに違いが生まれるのかもしれません。

    外国を視野に入れたチラシを作る際には、民族性や宗教性、歴史を意識して作るとより訴求効果が期待できます。

    なお、日本ではスーパーの安売りチラシに代表されるように細かいフォントでより多くの情報を入れることが多いです。
    日本人の細かな性質と経済性を象徴しています。

    チラシの配布方法


    チラシ
    チラシの配布方法は様々です。
    それぞれのチラシの配布にかかる費用や方法について見ていきましょう。

    ■新聞折込
    地域によって異なりますが1枚3円前後で折込み可能です。
    配布エリアと配布日を指定して依頼をかけるのですが、一般的には土曜日朝刊のチラシが一番読まれる確率が高いのでオススメです。

    ■ポスティング
    業者を使って直接ビルやマンションに投函する方法です。
    単価は1枚0.25円ほどです。
    しかし、最低依頼枚数が5,000枚以上からなど規定があります。

    また、エリア内全てに配るローラー配布(全戸配布)と大型マンションなど特定の建物のみに配るセグメント配布があります。
    セグメント配布のほうが手間がかかる分、単価が高くなります。

    もちろん、業者を使わず自分で配る方法もあります。
    筆者の経験談ですが、アルバイト先のリニューアルオープンに伴ってポスティングを行った際には3時間で500枚配ることができました。
    大型マンションが多い地域なのか、戸建てが多い地域なのかにもよりますが、1分あたり1.6枚配っていたことになります。

    ■ティッシュ配り
    ティッシュにチラシを入れて街頭で手渡しして配るやり方です。
    2〜3時間で500枚程度の配布量が目安になっていることが多く、業者に頼んだ際の単価は1枚約3円です。

    しかし、この値段はあくまで配布のみを依頼した値段なので、別途ティッシュの仕入れやティッシュの中にチラシを入れる作業などが必要になってきます。
    繫華街などでも配布禁止エリアが広がっており、かつ、現在はコロナ禍なのであまりお勧め出来ない配布方法です。

    ■チラシとアプリの連動
    日本で初めてチラシが作成・配布されたのは1683年のことで、現在の三越百貨店である日本橋越後屋呉服店が行いました。

    世界的に見れば、紀元前2000年頃に作成された古代エジプトのチラシが、今のところ発見されている最古のチラシです。
    これは行方不明者を探すためのもので、大英博物館に保管されています。

    長い歴史を誇るチラシですが、近年のIT化によって、急速にその在り方を変えています。
    つまりは、スマートフォンの登場によって、チラシはアプリと連動するようになったのです。

    アプリでできることは下記の通りです。

    ・チラシがアプリ内に届く
    ・チラシを見ることでポイントやクーポンが手に入る
    ・チラシの画像を保存・参照できる
    ・チラシをアプリで一から作成・デザインできる
    ・チラシ掲載先の口コミを見られる
    ・近くのお店のチラシを検索できる

    かなり便利な進化を遂げていることが分かりますね。

    まとめ


    チラシ
    チラシ(フライヤー)の豆知識はいかがだったでしょうか?
    IT化が急激に進んでいる現代ですが、依然として紙のチラシの魅力と効果のほどはまだまだ健在です。
    チラシには長い歴史の中で、積み上げ、精錬されてきた合理性と有効性があり、そこには人々の英知があるからです。

    また、IT化についていけない人や、昔ながらのチラシを好む人、紙媒体の方が安心するという人は一定数存在します。
    したがって、地域密着型を得意とする会社やお店の集客には、なおのこと紙のチラシの効果が期待できます。

    商売の真髄が詰まっているといっても過言ではないチラシ。
    皆様も今一度、チラシの良さを体験してみてはいかがでしょうか。

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  • 紙目って何だろう

    紙には繊維の流れ目があることはご存じですか。
    普段、生活しているときにはあまり気にすることがないものだと思いますが、印刷会社にとっては紙目はとっても大事な要素の一つです。
    今回は紙目についてお話しします。


    紙目とは


    紙目
    私たちが日常的に使っている紙は、紙を抄く機械(抄紙機)を使って、パルプを一定方向に流しながら作られます。
    そのため、進行方向に向かって繊維が揃いやすく、自然と「紙の流れ目」ができます。
    この流れ目を「紙目(かみめ)」といい、印刷や折り加工、製本加工をする際にはこの向きをどうするかが重要なポイントになります。
    ※紙目は「紙の目(かみのめ)」や「流れ目(ながれめ)」とも表現されますが、この記事では紙目に統一します。

    抄紙機からできあがった紙はロール状にまとめられ、裁断する際に縦目か横目かのどちらかに分類されることになります。

    ■縦目とは
    T目とも、ショートグレインとも呼ばれます。
    紙の長辺に対して平行に繊維が流れている紙をいいます。
    寸法を表す際は788mm×1091mmというように、「短辺×長辺」で表します。

    ■横目とは
    Y目とも、ロンググレインとも呼ばれます。
    紙の短辺に対して平行に繊維が流れている紙をいいます。
    寸法を表す際は1091mm×788mmというように「長辺×短辺」で表します。

    なぜ紙目が重要なのか


    紙目
    紙の繊維が一定方向に流れているということは、力が加わったときに強い方向と弱い方向があるということです。
    つまり、印刷物ごとに適した紙目があるのです。

    紙は、紙目と同じ方向(平行方向)に沿って破りやすく、折りやすい性質を持っています。
    ティッシュや段ボールを想像すると分かりやすいかもしれません。
    折った場合は、繊維に沿って折っているので折り目が割れにくいのも特徴です。

    一方、紙目と垂直の方向に力を加えると、破りにくく、折りにくいです。
    頑張って折ったとしても、繊維に逆らって折っているので折り目が割れたりしわができやすいというデメリットを持っています。

    このように紙目に対して折る方向が平行な場合を順目、逆の場合を逆目と呼びます。
    印刷会社で作られた二つ折りのリーフレットや中綴じ冊子は順目で作成されるのが一般的です。
    もちろん、ご注文者様のご要望やニーズに応えて、あえて逆目で作成することもあります。

    順目と逆目の見分け方


    紙目
    紙目の性質を知っていると、順目と逆目の見分け方も簡単です。
    紙を破ってみて比較的抵抗なく、まっすぐに破れる方が順目です。
    逆目は、破る際にまっすぐに破れにくく、破れ口からは毛羽立ちが多く発生します。

    折った場合も同様で、順目はきれいに折れますが、逆目は折りづらく、折り目がしわしわになったり、割れたりと汚くなりがちです。

    また、折り紙のような真四角の紙の場合は、一辺を手にもって紙をだらりと垂らしてみましょう。
    紙は繊維に沿って折れやすい性質があるので、より垂れやすい方が、手で持っている一辺と平行して繊維が流れています。

    名刺の紙目


    紙目
    BUSINESS名刺印刷所の名刺は、ほとんどを縦目で作成しております。
    縦目にするとこで名刺交換をする際に、紙がぴんと立ってへたることがないからです。
    ほとんど、というのはショップカード等の二つ折り名刺があるからです。
    二つ折り名刺の場合は、折りに沿うように横目で作っております。
    少しの気遣いですが、名刺が最も活躍する瞬間にばっちり決められるように考慮しております。
    ぜひ、BUSINESS名刺印刷所で名刺作成をご検討ください。

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  • オンライン名刺ってどんな名刺? 紙名刺はもう古いの?

    新型コロナウィルス感染拡大により、社会のあり方が一変しました。
    リモートワークが推進され、社会のオンライン化が進んでいます。
    加えて、紙媒体を廃止し、情報をデジタル化してしまうペーパーレス化が奨励されています。
    そのため、名刺のあり方にも変化があらわれ、「オンライン名刺」が少しずつ注目されるようになりました。
    今回はオンライン名刺の説明をするとともに、現在主流の紙名刺の魅力にもあらためて迫っていきます。


    オンライン名刺ってなに?


    名刺
    オンライン名刺とはその名のとおりインターネットを介し、オンラインで名刺を交換するサービスのことを言います。
    このオンライン名刺の交換には、QRコードやURLを用いるのが一般的です。
    オンライン名刺にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

    ■メリット1:対面せずに名刺交換ができる
    オンライン名刺は、直接相手と対面せずとも名刺交換が可能です。
    互いに離れていても名刺を交換できるため、感染症対策の効果が期待できるでしょう。

    ■メリット2:交換日時が自動で記録される
    オンライン名刺を利用した場合、名刺交換の日時が自動的に記憶されるため、紙名刺と比較して日付管理が容易になります。
    また、ちょっとしたメモ機能を搭載しているサービスもあるので、商談時の取り交わし内容を記録するのにも役立つでしょう。

    ■デメリット1:利用者とサービス業者が少ない
    オンライン名刺は、まだ生まれたばかりのサービスです。
    コロナ禍にあって徐々に注目され始めていますが、まだまだ認知度が低いというのが現実。
    そのため利用者もサービス業者も少なく、せっかく名刺をオンライン化しても受け取り側の環境によっては名刺を渡せないという事態も発生してしまいます。

    ■デメリット2:登録作業が大変になることも
    名刺交換は常に二人だけの状況で行うとは限りません。
    複数人が集まって名刺交換をしたあとでは、登録作業に時間がかかってしまうケースもあります。
    また、氏名などの個人情報が重なっている人がいた場合、メールなどの誤送信を防ぐためチェックしておく手間も発生してしまいます。

    ■デメリット3:コストが発生する
    オンライン名刺はデータをやり取りして名刺交換をしますから、紙名刺のように名刺そのものを作るための費用はいりません。
    しかし、サービスを導入したり、継続していくための月額費用がかかってしまいます。
    オプションを利用すれば、さらにお金がかかってしまうでしょう。
    場合によっては、紙名刺を上回るコストが発生してしまうのがオンライン名刺のデメリットです。

    紙名刺にもたくさんの魅力が


    名刺
    新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンライン名刺の注目度が少しずつ上がっていますが、紙名刺にはオンライン名刺に負けないだけの魅力があります。
    紙名刺の魅力について深掘りして解説していきましょう。

    ■紙名刺の魅力1:色々な紙質が選べる
    言うまでもありませんが、オンライン名刺ではスマホなどの画面の中に名刺を作るため、紙質にこだわることができません。
    その点、紙名刺であれば、紙をコート紙にして光沢をつけたり、和紙風のものにして優しい風合いを演出することができます。

    女性であれば、真珠を思わせるきらびやかな光沢のペルーラ紙を使って、より上品な名刺にしてもよいでしょう。
    紙質を変えて名刺が持つ印象を変えられるのは、紙名刺ならではの魅力です。

    ■紙名刺の魅力2:相手の記憶に残りやすい
    紙名刺では、紙質で個性を出せるだけではなくデザイン面でもインパクト抜群の名刺を作ることが出来ます。
    例えば、金や銀を名刺に施す箔押し加工やゴムを乗せた触感が味わえるバーコ加工などは、相手の記憶に強く印象付けられるでしょう。
    さらに、扇形や花形などに加工した名刺を渡せば、より一層のインパクトを与えることもできます。
    加えて、レイアウトやフォントにもこだわりを見せることで、一段と名刺の持ち味が際立つはずです。
    また、紙厚を変更し重厚感や高級感を醸しだせば他の人との差が生み出せますから、相手の脳裏に残るきっかけとなるでしょう。

    このように、紙名刺はオンライン名刺と比較にならないほどデザインに幅がありますから、相手に記憶に残りやすいという魅力もあるのです。

    ■紙名刺の魅力3:コミュニケーションきっかけが得やすい
    紙名刺ではオンライン名刺と異なり物理的に名刺を渡しますから、相手との距離が自然と近くなり、コミュニケーション作りのきっかけを得やすくなります。
    衛生面のリスクを危惧する人も一定数いるかも知れませんが、紙名刺には抗菌加工が施されたタイプのものもありますので心配いりません。
    抗菌仕様の名刺には、菌やウィルスの繁殖を妨げる成分を使用しておりますから、リスクを抑えることができるのです。
    リスクにきちんと配慮した環境下でのコミュニケーションですので、相手との距離を気にせず円滑な人間関係を築けるはずです。

    このようにコミュニケーションのきっかけを得やすいことも、紙名刺ならでは魅力と言えるでしょう。

    まとめ


    名刺
    コロナ禍で徐々に注目され始めているオンライン名刺。
    オンライン名刺は相手と距離を取った状態で名刺交換ができるといったメリットがある反面、まだまだ利用者が少なく名刺交換に支障が出ることも少なくありません。
    また、導入・継続コストが紙名刺よりかかる場合もあります。
    オンライン名刺は生まれたばかりのサービスですから、まだまだ不便なところが目立つのです。

    一方、紙名刺には紙質で雰囲気を変えたり、凝ったデザインの名刺を作ることによって、オンライン名刺よりも相手に強く印象付けられるという魅力があります。
    特に名刺印刷会社に依頼し、プロの手によって作られた名刺は並はずれた出来あいとなります。
    そんな名刺であれば、必ずやあなたと相手方との巡りあわせを素敵に飾ってくれるはず。
    相手との距離感が気になる場合であっても、抗菌仕様の名刺もありますので心配いりません。

    デジタル化が進んで行く社会ですが紙名刺は全く古いものではなく、むしろオンライン名刺には無い魅力をたくさん持っています。
    あなたもぜひ、魅力あふれる紙名刺を作ってみてはいかがでしょうか。

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    「 名刺交換の作法、カンペキですか? 」
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    「 会社の名刺にひと工夫。固いイメージを柔らかくアレンジ 」
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    「 各国の名刺文化の違い 」
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  • 添え字のビジネスマナー

    封筒には「請求書在中」や「親展」といった文言を記載することがあります。
    これにはどんな意味と役割があるのでしょうか。
    今回はこれらの封筒に記載する文言について取り上げます。


    添え字の意味


    添え字
    「請求書在中」や「親展」といった封筒の表に書かれる文言は「添え字」と言います。
    中に入っている書類がなんであるか示す「在中」が使われる書類は次のようなものがあげられます。

    ・契約書
    ・請求書
    ・見積書
    ・領収書
    ・納品書
    ・応募書類

    どれもビジネスにおいて重要な書類です。
    また「親展」という添え字は「宛名となっている本人が自分で封を切って読んでほしい」ということを示すものです。
    そのため、親展の封筒には、他人に封が切られた場合にそれがわかるように封印(緘(かん)、〆や締の文字、はがすと後が残るシール)が押されていることがほとんどです。 本人のみに読んでもらいたい工夫の表われですね。

    添え字の役割


    添え字
    こうした添え字の役割は書類の重要性を伝えることです。
    企業に届くDMや封書の数は膨大です。
    そんな中で送付した書類が埋もれないために、添え字でその重要性を分かりやすく伝えるのです。
    「〇〇在中」という文言があれば、何の書類か一目瞭然で分かり、担当者に書類が渡りやすくなります。
    同時に、重要な書類であることが分かれば、相手の手元に届くまで丁寧に扱ってもらえる可能性が高まります。

    万一にも送付した封書が紛失することがないよう、自分のための保険と相手への配慮が詰まったものが添え字なのです。

    添え字を書く位置


    添え字
    先にも挙げたように添え字の文言は「〇〇在中」や「親展」等ある程度決まっているため、スタンプも販売されています。
    もちろん手書きで書いても構いません。
    表記方法にこれといった決まりはないのですが、一般的な記入方法、押印位置がどこであるかご説明します。


    ■記入するタイミング
    添え字は書類を封筒に入れる前に記入もしくは押印しましょう。
    書類を入れたあとに書くと、中の書類にインクが染み込んだり文字の跡が付いてしまう可能性があります。
    忘れがちなポイントですので気を付けてください。

    ■ 色
    添え字は郵便の取り扱い上の文言ではないため色に取り決めはなく、赤でも黒でも青色でもどれでも問題ありません。
    しかしながら、宛名や住所と同じように黒で書いてしまうと目立たなくなってしまうため、手書きで記入する場合には赤の油性ボールペンを使用するのがおすすめです。
    また、金銭が絡む書類「見積書在中」や「請求書在中」の場合は青色が使用される傾向があります。

    ■記入位置
    ほかの文字と被ってしまったり、見づらい位置に書いてしまったりすると添え字の意味がなくなってしまいます。
    縦書きの封筒であれば左下に、横書きの封筒であれば右下に記載するようにしましょう。

    ■四角く囲む
    スタンプの場合は既にそのように作ってありますが、手書きの場合は添え字の周りをまっすぐな線で四角く囲みましょう。
    枠で囲むことで添え字を目立たせる効果があります。
    なお、枠を書く際は手書きではなく定規を使用してください。
    重要な書類であることを念頭に、真っ直ぐできれいな枠で囲うよう心がけます。


    添え字
    以上、添え字のビジネスマナーでした。
    規則として厳密に決まっているわけではありませんが、取引先企業との円滑なやり取りをするためにもぜひ参考にしていただけると幸いです。

    BUSINESS名刺印刷所では封筒印刷も承っています。
    封筒の中身が見えない「ミエナイ白」等の用紙も取り揃えておりますので、お気軽にご相談ください。

    ◆ 関連記事 ◆
    「 パンフレットとリーフレットの違い 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/pamphlet210727/

    「 会社の名刺にひと工夫。固いイメージを柔らかくアレンジ 」
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    https://www.btool.jp/extra/tips/culture201215/

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  • 残暑お見舞いの豆知識

    PCの普及に加えてSNSの利便性により、手書きで他人に挨拶や気持ちを伝えることがなくなって久しい状況です。
    そのうえ「虚礼廃止」に乗っかって、年賀状、暑中見お舞い、残暑お見舞いを書くという風習も廃れつつあると言っても過言ではないでしょう。
    今だからこそ見直したいこの風習。
    灼熱の真夏が少しずつ遠のくのを感じながら、大切なあの人に時候の挨拶を手書きで書こう、心を込めて生きた言葉で感謝を込めて書いてみよう。
    その場合にはせっかくですから、伝統的な正統派の品格を備えた心に沁みる残暑お見舞いを書きたいものですね。


    残暑お見舞いの歴史


    残暑お見舞い
    残暑お見舞いは、残暑の厳しさが残る時期に相手の体調等を気にして送るものです。
    元来、体調を崩しやすい夏場であり、1年の変わり目であると考えられたお盆の時期は、贈答品を手にご機嫌伺いに挨拶周りをする風習がありました。
    それが簡略化して郵便で挨拶伺いのはがきを出すようになったのです。
    したがって、残暑お見舞いは相手の体調等を気遣い、こちらの近況報告も行います。
    暑中お見舞いと残暑お見舞いは期間が近いのでどちらか一方出せばよいとされています。

    残暑お見舞いを送る時期


    残暑お見舞い
    暦の上で立秋(8月8日頃)~8月末頃までに、遅くても処暑の候(9月7日頃)までには届くように送るものとされています。
    残暑は暑さが残る時期という意味ですから、その年により異なり、残暑が終わる明確な日付はありません。
    一般的に8月中、暑さが長引く年には上述のように9月に入っても残暑とされることがあります。
    特に昨今のように9月半ばを過ぎても猛暑日が続く場合、9月に出すことも多々あるでしょう。

    残暑お見舞いを出す効用


    残暑お見舞い
    授業や仕事でしかペンを執ることがなくなってきた我々が残暑お見舞いを出す、そこにはただの挨拶だけではなく何らかの副次的な効果が期待されます。
    例えば大切な友人。良くしてくれたのに住所さえ告げずに慌ただしく転居、以来年賀状も出していなかった…。
    残暑お見舞いは暑くて忙しい真っ最中で誰もが臨戦態勢だからこそ、あまり人が出さない分、多忙な相手を安らげる印象に残りやすいものです。

    普段それ程交流のないビジネスの相手などに送ると、誠意ある人だと思われるでしょう。

    このように、残暑お見舞いを出すメリットは、単に伝統を踏襲するばかりか、連絡を取り合っていなかった友人や恩師、現在は交流がなくなった仕事上の付き合いの人など、縁遠くなっていた相手に出すほど高くなります。
    また、現状報告も兼ねるため、結婚や引っ越しなどの連絡を一度に済ませることもできて便利でもあります。

    残暑お見舞いに記載すべき内容


    残暑お見舞い
    残暑お見舞いに記載すべき内容は、大きく分けて以下の4つとなります。


    ① お見舞いの挨拶
    残暑お見舞い申し上げます、残暑お伺い申し上げます等。

    ② 時候の挨拶から始まる主文
    時候の挨拶と相手の体調を気遣う言葉。自分の仕事やプライベートの近況。

    ③ 結びの挨拶
    相手への気遣い、無事を思いやる一言。

    ④ 日付
    日付は入れず、年数(令和)の下に、残暑お見舞いの場合「晩夏、立秋、葉月」などの言葉を書く方が風流です。


    文例の詳細は書籍としてもネットにも詳しく載っています。
    ただ、形式に囚われて無難で味気ない内容になるよりは、自分の気持ちが相手に伝わることが何よりです。

    また、戴いた残暑お見舞いに対しては嬉しい気持ちを盛り込み、相手の体調を気遣いながらきちんとお返事のご挨拶をしましょう。

    戴いた残暑お見舞いの利用法


    残暑お見舞い
    疎遠になっていた人や新しく付き合いを始めた方からいただいた残暑お見舞いは、送り主の住所を記録していない可能性が高いので、アドレス帳に追加しましょう。
    アドレス帳に追加する時間の取れないときは、ファイルに入れてとりあえずの住所録にします。

    また、忙しさの中でふと立ち止まらせてくれた残暑お見舞い、この際出してくれた人も呼んで一度集まりませんか?
    いつか会える、そう思って数年、やがて多忙でそれどころではなくなる可能性も大です。
    残者お見舞いをきっかけに再会が果たせるのであれば、最高の利用法ではないでしょうか?

    残暑お見舞いをどのようにして破棄するか


    残暑お見舞い
    残暑お見舞いを破棄する場合は、それによって相手の情報を永久に失ってしまわないように確認し、どうしても取っておきたいものだけ取り分けてから、シュレッダーにかける必要があります。
    個人情報の取り扱いには十分に注意しなくてはいけません。

    また、万一に備えて、シュレッダーにかける前にすべてのはがきをスキャンしてデータ化しておくのもおすすめです。

    残暑お見舞いについてのまとめ


    残暑お見舞い
    残暑お見舞いの豆知識について概観しました。
    残暑お見舞いは今や廃れつつある風習だからこそ逆に典雅で人目を惹きます。
    直筆の文字に人間らしさが醸し出されます。
    猛暑と仕事ではやる気持ちを鎮めて、コロナ禍で誰もが疲れ切っている今、自分のリセットの意味も込めて残暑お見舞いをしたためてみませんか?

    ◆ 関連記事 ◆
    「 知っておきたい暑中見舞いの作法 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/shochu20210713/

    「 暑中見舞いの歴史 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/sg-card/

    「 暑中見舞い・残暑見舞い 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/暑中見舞い・残暑見舞い/

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  • パンフレットとリーフレットの違い

    販促やイベントなどで使われるパンフレットとリーフレット。
    どちらも様々な情報が載っている便利な印刷物であることは間違いありませんが、意外とこの2つの違いをご存じない方も多いのではないでしょうか。
    そこで今回はパンフレットとリーフレットの違いと、その活用法についてご紹介します。


    パンフレットとリーフレットの違い


    パンフレット リーフレット
    パンフレットとリーフレットの最も大きな違いは構成している紙の枚数です。
    パンフレットは複数の枚数が綴じられているのに対し、リーフレットは一枚の用紙を折って作られます。
    代表的な形でいうと、真ん中がホッチキスで綴じられた仮綴じの状態の冊子がパンフレットで、長い一枚の紙をパタパタと二つ折りや三つ折りにしてあるのがリーフレットです。 ちなみに、きちんと製本された情報冊子はカタログ、折らない一枚刷りはチラシと言います。

    パンフレットのメリット


    パンフレット リーフレット
    パンフレットの枚数はUNESCOでは「表紙を除いて5ページから48ページまでのもの」と定義付けられています。
    ある程度自由にページ数が設定でき、多くの情報を盛り込むことができるのがパンフレットのメリットです。
    商談の場で説明しながら必要なページを開いて見せたり、興味のある方に持ち帰ってゆっくり読んでいただくなど、会社案内や商品紹介の冊子としてよく使われます。

    リーフレットのメリット


    パンフレット リーフレット
    一枚の紙を折って作られているものはすべてリーフレットです。
    二つ折りや三つ折り、蛇腹折りなど、紙の折り方には様々な種類がありますが、折ることでページを分け、しっかりと情報の整理をすることができます。
    リーフレットのメリットはコストが安く抑えられることと、「1枚の紙」と「折り」という特徴を駆使してデザインを工夫できることです。
    例えば広げると大きな一つの絵ができるデザインにしたり、折り方を工夫してより読みやすい紙面にしたり、奥が深い印刷物です。
    リーフレットは持ち運びやすくピンポイントで情報を伝えるのに最適なツールなので、新商品の広告やキャンペーン、イベントの告知など幅広い場面で使われます。

    パンフレット リーフレット
    以上、パンフレットとリーフレットの違いでした。
    パンフレットとリーフレットを活用する上では使い分けが重要なポイントです。
    どんなシーンでどんな人に読んでもらいたいのか、目的やターゲットをご相談いただければ適切な印刷形式をご案内させていただきます。
    お気軽にお問合せください。

    ◆ 関連記事 ◆
    「 挨拶状とは ― 挨拶状の由来、歴史 ― 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/greetings/

    「 冊子印刷の歴史と活用方法 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/booklet201225/

    「 暑中見舞い・残暑見舞い 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/暑中見舞い・残暑見舞い/

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  • 知っておきたい暑中見舞いの作法

    日頃お世話になっている人に、今年は暑中見舞いを送ってみようという方もいることでしょう。
    しかしいざ書こうとしても、どんな内容を書けばよいのかわからないという方もいるかもしれません。

    そこで今回は、暑中見舞いの作法から管理に関することまでをご紹介します。初めて暑中見舞いを出す方も失礼にならないように作成できると思います。


    そもそも暑中見舞いを送る理由は?


    暑中見舞い
    暑中見舞いを送るとなると、その文面をどうしようかと悩むかもしれません。
    そこで知っておきたいのは、そもそも暑中見舞いはなぜ送るのかということです。その理由がわかれば、どんな文面にすればよいのかが作法も含めてわかることでしょう。

    暑中見舞いは暑さが厳しい夏の時期に、「相手の安否伺いや自分の近況報告をする」のが目的です。
    そのため暑中見舞いの文面には、相手への気遣いをする一文を入れるのが作法となります。
    あとは自由に、自分の近況を含めて書きたいことを書けばよいでしょう。それが、相手に向けた自分の近況報告にもなるからです。

    暑中見舞いを送るべき人はいる?


    暑中見舞い
    暑中見舞いは送るべき人、送らないと失礼にあたるような人は特にいません。身の回りの人や、日頃から取り引きのある相手先企業など送りたい人に送りましょう。

    あるいは、しばらく音沙汰のない知人に送るのもよいものです。事業をしている人であれば、お客様にお送りするのもよいですね。
    暑中見舞いは知り合いなどの「安否確認」という目的がありますが、リピーターを確保するための「ツール」にもなり得ます。

    暑中見舞いが届いたら返事を出すもの?


    暑中見舞い
    暑中見舞いが届いたら、返事を出すのが大切な作法です。
    暑中見舞いは相手のことを気遣って送るものなので、その気遣いに対する返事をするという意味を込めて送りましょう。

    立秋前に相手に届くのであれば暑中見舞いで、そうでなければ8月のうちに届くように「残暑見舞い」を送るのが作法です。

    暑中見舞いの書き方に注意点はある?


    暑中見舞い
    暑中見舞いには次のような構成があります。

    ・挨拶
    ・時候の挨拶
    ・主文(自分の近況報告)
    ・結びの言葉(相手を気遣う言葉)
    ・日付

    ■挨拶
    挨拶がふたつありますが、最初の挨拶は「暑中お見舞い申し上げます」と入れます。1番大きな文字で書きましょう。
    暑中見舞いなどの挨拶状は基本的に句読点(「、」と「。」)はつけません。

    ■時候の挨拶
    時候の挨拶とは季節感を伝える文章になります。
    「暑さが厳しい日々が続きますが」などで始まります。ここに相手を気遣う文章が入るので、「お変わりなくお過ごしでしょうか」といった文章で終わります。

    ■主文(自分の近況報告)
    次に主文ですが、ここには自分の近況を書きます。
    「相変わらず〇〇しながら過ごしております」などと書きましょう。

    ■結びの言葉(相手を気遣う言葉)
    結びの文章はもう一度、相手を気遣うひと言を入れます。
    「くれぐれもご自愛ください」などという言葉で終えます。

    ■日付
    最後に日付と、「盛夏」と書いて暑さが続く時期であることを表します。

    以上を守れば作法としては問題なく暑中見舞いを送ることができます。

    暑中見舞いはいつ出すか


    暑中見舞い
    暑中見舞いは出す時期を間違えると失礼にあたるので、いつ出せばよいのかを把握しておきましょう。

    暑中見舞いは梅雨が明けてから送るのが、気候的にもよいとされます。
    そこで大体7月20日ごろから立秋の8月7日までが、作法的には暑中見舞いを出すのに適する期間となります。

    もし時期を過ぎてしまった場合には、「残暑見舞い」を送りましょう。

    暑中見舞いはどのように破棄するか


    暑中見舞い
    暑中見舞いは年々増えていくので、いつかは処分することになるでしょう。
    その破棄の方法ですが、個人情報になるのでシュレッダーで裁断しておきたいものです。
    ただしせっかく頂いた暑中見舞いをそのまま破棄してしまうのはもったいないものです。そこで処分する前にはスキャナーでデータ化しておくことをおすすめします。

    暑中見舞いのおすすめの管理方法


    暑中見舞い
    もらった暑中見舞いは「はがきケース」や「はがき用クリアファイル」などに収納して管理しておくと手間がかかりません。送り先ごとにまとめることができれば、経年による変化などを確認することもできて便利です。

    破棄する前にはスキャンしてデータ化しておけば、さらに簡単に管理できるようになります。スキャナーがなければスマホを使っても、アプリなどで簡単にスキャンできます。

    まとめ


    暑中見舞い
    暑中見舞いはお互いの近況報告といった役割も持つ便利なツールであることがわかります。
    その目的がわかれば、どのように書けばよいのかもわかると思います。
    さらに暑中見舞いはうまく管理をすることで、普段は連絡を取り合わない人の状況を気遣うことも可能となります。

    BUSINESS名刺印刷所では暑中見舞いや残暑見舞いも取り扱っております。
    ビジネスでもプライベートでも使いやすいテンプレートを取り揃えておりますのでお気軽にご注文くださいませ!

    ◆ 関連記事 ◆
    「 挨拶状とは ― 挨拶状の由来、歴史 ― 」
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    https://www.btool.jp/extra/tips/sg-card/

    「 暑中見舞い・残暑見舞い 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/暑中見舞い・残暑見舞い/

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  • カレンダーの豆知識

    ビジネスや日常生活において一日に何度も目にするカレンダー。
    販促ツールとしても優秀で年末のご挨拶の際にお渡ししたり、逆にいただいたりすることもあります。
    今回はそんなカレンダーの知っているようで知らない豆知識をご紹介します。


    暦とカレンダーの語源


    カレンダー 印刷
    暦は「日読み(かよみ)」が転じた言葉です。
    「日読み(かよみ)」の「日(か)」は、二日(ふつか)、三日(みっか)、四日(よっか)、五日(いつか)……の「日(か)」で、日を表します。
    そして「読み」は数えること。
    日を数える日読みが暦に変化したと言われています。

    カレンダーは外来語で元々は英語であることは皆様ご存じの通りです。
    英語の「calendar」の語源は、帳簿をラテン語の「Kalendarium」です。
    そしてさらに「Kalendarium」の由来となった言葉がローマ歴で「毎月最初の日=朔日(ついたち)」を意味する「Kalendae」です。
    古代ローマでは利益の計算や利息の支払いが毎月朔日に定められていました。
    毎月の帳簿は朔日に改めるため、そこから「カレンダー」が生まれたと言われています。

    土曜日が青い理由


    カレンダー 印刷
    カレンダーでは土曜日は一般的に青色で印刷されています。
    これはなぜでしょうか。
    土曜日が青色になったのは1973年(昭和48年)の第一次石油ショックの時期からです。
    当時の日本では原油の価格が高騰し、売り場からトイレットペーパーがなくなるなど大混乱を極めました。
    そして、日本全体で節約のムードが高まり、土曜日を休業日とする企業が増えました。
    週休2日制になればその分、電気や備品を消費することがなくなるからです。
    そんな世情を反映し、カレンダーも週休2日制に対応するものが作られることになりました。
    そこで問題になるのが土曜日を何色で印刷するか、です。
    それまでのカレンダーは休日を赤色、平日を黒色で印刷していました。
    では土曜日は?
    この色選定で関わってくるのが印刷技術の都合です。
    フルカラーと呼ばれる印刷物はCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の4色の混ぜ合わせで表現されます。
    簡単に表現すると青色、赤色、黄色、黒色の4色のインクだけで、印刷されるすべての色を表現しているのです。
    当然ながら混ぜ合わせて表現した色よりも、単色で表現したものの方がきれいに印刷できます。
    そして、カレンダーではすでに赤色と黒色のインクは使われています。
    残った色は青色と黄色ですが、黄色は地の色の白と対比するとあまり目立ちません。
    こうして土曜日は消去法で青色となったのです。

    カレンダーのバリエーションと曜日


    カレンダー 印刷
    カレンダーのバリエーションは14パターンです。
    1月1日が月曜日から日曜日までのパターンで7通り。
    そしてうるう年かどうかで2月の日数が2パターンあるので7×2で14パターンと言うわけです。
    印刷会社がこんなことを言うのもどうかと思いますが、年が入っていないカレンダーを14パターン用意すれば一生使えるわけですね。
    また、2月以外の偶数月の月と日にちがぞろ目になる日は必ず同じ曜日になります。
    つまり、毎年4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日は同じ曜日です。
    これはそれぞれの間の日数が30日+31日+2日で63日になるため。
    63は7で割り切れる数字なので同じ曜日になるのは当然ですね。

    以上、カレンダーの豆知識でした。
    BUSINESS名刺印刷所では卓上カレンダーを販売しております。
    宣伝や販促のツールとして是非、ご検討くださいませ!

    ◆ 関連記事 ◆
    「 カレンダー(その1)「暦」 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/calendar2020/

    「 カレンダー(その2)「歴史・由来」 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/calendar2020-2/

    「 チラシ(フライヤー)とは 」
    https://www.btool.jp/extra/tips/flyer2020/

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