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お役立ち情報

  • オンライン会議で名刺を活用

    新型コロナウイルスの流行により、私たちのライフスタイルや働き方は急激な変化を余儀なくされました。
    その一つがテレワークです。
    テレワーク化が進むことでZoom等のツールを使ったビデオ会議やオンライン商談、オンラインセミナーが当たり前になりました。
    そして、人と直接会う機会が減ることで、名刺交換の形も変化してきています。
    今回はビデオ会議やオンライン商談でおすすめのバーチャル背景やカメラオフ時に表示されるプロフィール画像についてご紹介します。

    オンライン会議

    バーチャル背景を名刺にする


    オンライン会議
    多人数のオンライン会議で困るのが、画面に映っている人がどの企業に所属している人なのかすぐに分からないことです。
    そんなときに、企業名や名前が背景に表示されていれば、とても分かりやすいと思いませんか。
    背景を名刺にする際に気を付けること、取り入れると良いことを一つずつ見ていきましょう。

    ■サイズを決める
    最初に背景のサイズを決めます。
    バーチャル背景はWebカメラで撮影する映像と連動するので、アスペクト比をWebカメラに揃えなくてはなりません。
    Webカメラのアスペクト比が16:9なら1920×1080px、4:3なら1280×720pxが適切です。

    ■背景を決める
    次に背景のイメージを決めます。
    白い背景にするのか。それとも、通常のバーチャル背景のように会議に適した背景にするのか。はたまた、自社の商品を表示させるのか。
    ここで何を選ぶかで相手の受ける印象が変わるので、何パターンか用意して比べてみると良いでしょう。

    ■会社名と名前を入れる
    名刺らしく会社名と名前を入れます。
    会議では会社名より名前を呼ばれることの方が多いため、名前の方をより大きく目立つように配置しましょう。
    読みにくい苗字の場合は、ふりがなを振るのも必須です。
    また文字情報を配置する際に気を付けなくてはならないことは、必ず右か左に寄せることです。
    真ん中はWebカメラで撮影している自分が映るため、せっかくの情報が隠れないようにサイズと位置を調整しましょう。

    ■QRコードを載せる
    オンライン名刺のQRコードを載せるのも有効です。
    バーチャル背景ではどうしても載せられる情報が限られるため、連絡先の情報にすぐにアクセスできるよう工夫するのが良いでしょう。
    直接名刺交換ができないからこそ、オンライン名刺を作る人が増えてきています。

    プロフィール画像を名刺にする


    オンライン会議
    オンラインセミナーを受ける際には受講者はWebカメラをオフにすることも多いでしょう。
    そういったときには、カメラをオフにしたときに表示されるプロフィール画像を名刺に設定しておくのも手です。

    基本的には、バーチャル背景を名刺にする時と気を付けることは一緒ですが、Webカメラで自分を映さない分、真ん中に空間ができます。
    そこには自分の写真や似顔絵を配置したり、自社商品を掲載すると良いでしょう。
    話のきっかけを作るために、会議やセミナーに関係するものの画像を置いてもよいかもしれません。

    いかがでしたか。
    直接名刺を交換しなくても、アピールの仕方は無限大です。
    自分だけのバーチャル背景やプロフィール画像を作ってオンライン会議で活かしてみてくださいね。

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    カテゴリー: 名刺制作,名刺活用,豆知識,

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  • 印刷の歴史

    「印刷」と聞いて思い浮かぶものには、本や雑誌、チラシやカタログなど、さまざまなものがありますね。
    印刷の技術は今の私達の生活の中で、とても身近に存在しています。
    そんな印刷の文化は、どこから始まり今のような発展を遂げてきたのでしょう。


    印刷文化の発祥は中国から


    印刷
    印刷文化の発祥は、6世紀頃(中国王朝・唐の時代)に中国で始まった木版印刷と言われています。
    木の板に字や絵を彫刻した木版を使う印刷方法で版画と同じ原理です。
    当時の印刷技術は、おもに仏教経典の印刷に使用されていました。
    その後、唐の時代が終わり王朝が変わるとともに、木版印刷は学問や芸術などさまざまな分野でも活用されるようになりました。

    ちなみに、唐の時代の木版印刷物で今でも完全な形で残っているものは、868年に印刷された仏教経典「金剛般若波羅蜜経(こんごうはんにゃはらみつきょう)」で、現在イギリスの大英博物館に収められています。

    印刷技術は、紙・火薬・羅針盤とともに中国の四大発明と言われています。

    印刷発展の歴史


    印刷
    印刷文化の発展に大きく貢献したのが、ドイツの金細工師ヨハネス・グーテンベルクが発明した活版印刷術です。
    グーテンベルグが活版印刷を発明したのは、1450年頃のことと言われています。
    1455年には残存する世界最初の活字印刷本『42行聖書』を印行しました。

    活版印刷は1文字1文字が独立した判子になっている活字を並べて文章にした版――組版を作り、それに塗料を塗って印刷する技術です。
    そのため、それまでの木版印刷より格段に速く印刷の版を作ることができます。
    活版印刷の発明により、多くの人が聖書を目にする事ができるようになり、これが宗教革命に繋がっていくわけです。

    また、活版印刷は安価に大量の印刷をすることができるため、数々の書物が一般大衆に急速に広がっていきました。
    これにより、その後ヨーロッパ全土に広がったルネッサンス(芸術・学術の革新運動)に大きく貢献したと言われています。

    時代が下って、 18世紀半ばから19世紀にかけては、ヨーロッパ各地で起こった産業革命により、紙の大量生産が可能になり、印刷技術も大きく進歩しました。

    日本の印刷文化の歴史~木版印刷からデジタル化へ~


    印刷
    日本の印刷文化はどうでしょうか。
    ここからは日本にスポットライトを当てて印刷の歴史を紐解いていきましょう。

    ■日本の印刷文化の始まり
    日本に印刷技術が伝わったのは6世紀の中頃(奈良時代)のことで、遣唐使などによってに中国からもたらされました。
    印刷文化が始まったばかりの当時は、印刷物のほとんどは仏教に関する書籍でした。

    770年には国中のお寺にお経をひろげるために100万巻のお経「百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」が印刷され、これは世界で現存する一番古い印刷物として、法隆寺に保存されています。

    しかしながら、文字を読むことができる人々が限られていた時代です。
    仏書を必要とする人は多くないため、それ以降300年もの間日本では印刷は行われませんでした。

    ■日本の印刷文化の発展
    日本で印刷文化が発展したのは、江戸時代(16世紀)になってからのことです。
    江戸時代に入ると商業が盛んになり、また寺子屋の影響もあり、庶民の間でも読み書きできる人が増えてきました。
    それに伴い、新聞や教科書、書物などの印刷物が町民にも拡がっていったのです。

    さらに、人々の目が肥えるに従い、カラー印刷の浮世絵や多くの人に親しまれた小説「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」などが木版印刷で印刷されるようになりました。
    このように、印刷は当時の芸術や文化に大きな影響を与えたのです。

    ■木版印刷から活版印刷へ
    ヨーロッパで発明された活版印刷は、ヨーロッパから派遣された使節団と、それとは別に豊臣秀吉が朝鮮から持ち帰った技術によって、16世紀に日本にもたらされていました。
    しかしながら、日本では明治時代になるまで木版印刷が主流でした。

    その理由はいくつかありますが、一つは、当時のひらがな文字は草書(続け字)で書かれることが多く、活版印刷のように1字ずつ文字を独立させることが難しかったためといわれています。

    木版印刷から活版印刷へ移行したのは、明治になってからのことでした。
    そのきっかけとなったのは1870年(明治3年)、オランダ語の通訳をしていた本木昌造が明朝体の活字を作ることに成功したことです。

    活版印刷が始まると、新聞や雑誌、書籍などの発行部数は急激に増え、種類は多様化し、印刷のスピードも格段に速くなりました。
    このように活版印刷は、印刷の量も種類もスピードも優れた技術でした。
    こうして印刷文化は、大正、昭和とさらに発展を遂げたのでした。

    ■活版印刷からデジタル化へ
    発展を極めた活版印刷がデジタル化へ移行していったのは、1980年代後半に登場したCD-ROMがきっかけでした。
    パソコンの普及とともに、印刷物は実際に手に取って見るものではなく電子書籍へと形を変えていきました。

    その後の20年間で印刷技術は大きく変化し、今では、パソコン1台で印刷物の制作からプリントアウトまで出来るようになりました。
    これをデジタル印刷といいます。

    デジタル印刷になったことで、1冊単位の印刷(オンデマンド印刷)も可能になりました。
    それにより、在庫をかかえる必要がなくなったり、コスト削減もできるようになったのです。

    まとめ


    印刷
    いかがでしたでしょうか?
    印刷文化の発祥と日本の印刷の歴史、そして木版印刷からデジタル印刷への流れについてご紹介しました。
    1,200年以上も前に中国で発祥した印刷文化は、それぞれの時代の文明や文化と深く関わりながら木版印刷から活版印刷へと変化してきました。
    そして、この20年ほどの間に活版印刷も姿を消し、印刷はデジタル化へと急速な変化を遂げました。
    印刷文化は、いつの時代も人々の暮らしと共に発展し続けています。

    ◆ 関連記事 ◆
    「 印刷について」
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    「 バーコ印刷 」
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    カテゴリー: 印刷,豆知識,

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  • 2022年の干支と豆知識

    「梅に鶯、紅葉に鹿、牡丹に唐獅子、竹に虎」という言葉があります。
    これは絵になる取り合わせのよいもののたとえですが、来年は寅年。
    年賀状のデザインに竹と虎を入れてみてもよいかもしれません。

    また、中世の女房詞では「酒」のことを「ササ」と呼んでいたこともあり、竹葉――つまり「笹」と酒を表す「ササ」をかけて、「竹に虎」にちなんで酔っ払いが四つん這いになって暴れる様を「トラ」と呼ぶようになりました。
    暴れるまで飲むのは避けたいですが、コロナが収束した際には飲みに行きたいですね、という気持ちを込めて洒落の利いた絵柄を選ぶのもアリかもしれません。

    今回はそんな寅年にスポットライトを当てて、今年の干支である「壬寅(みずのえとら)」についてご紹介します。


    干支とは


    干支
    そもそも干支(えと)とは何なのでしょうか。
    干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせた60を一つの周期とする数詞です。
    またまた分からない単語が出てきてしまいましたね。
    一つずつ解説していきます。

    十干は甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)という10種類の言葉の総称です。

    一方、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類からなる言葉の総称です。
    日常的にはこの十二支を干支と呼んでいることが多いでしょう。
    しかしながら、厳密には干支はこの10種類の十干と12種類の十二支を組み合わせた言葉であり、下記の60個の言葉の総称です。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           
    123456
    甲子乙丑丙寅丁卯戊辰己巳
    789101112
    庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥
    131415161718
    丙子丁丑戊寅己卯庚辰辛巳
    192021222324
    壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥
    252627282930
    戊子己丑庚寅辛卯壬辰癸巳
    313233343536
    甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥
    373839404142
    庚子辛丑壬寅癸卯甲辰乙巳
    434445464748
    丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥
    495051525354
    壬子癸丑甲寅乙卯丙辰丁巳
    555657585960
    戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥


    表を見て分かる通り、干支は60年で一周します。
    数え年で61歳になると還暦のお祝いをしますが、これは干支が一巡して生まれた年の干支に還ることから「還暦」と言って長寿を寿ぐのです。

    なお、十二支の最後の亥は日本だと「いのしし」を指しますが、十二支の発祥の地である中国を始めとして、他の国では「ぶた」を表しています。
    これは古代の日本人が野生の猪を食料源として飼育することにほとんど関心を抱かなかったために養豚文化が根付かず、豚が身近な動物でなかったためだと言われています。

    壬寅(みずのえとら)


    干支
    さて、では来年の干支は何なのでしょうか。
    来年の干支は壬寅(みずのえとら)です。
    干支の組み合わせの39番目ですね。

    壬を「みずのえ」と読むのは少し難しいですが、これには中国の五行思想と陰陽思想が関わっています。
    十干は生命循環の過程――生命の芽吹きから、その終わり、そして新たな生長への待機――を表しているのですが、これに「万物を生み出すのは『木火土金水』の5つの元素であるという」という古代中国の「五行思想」が加わり、十干を頭から2つずつに区切って木(もく、き)・火(か、ひ)・土(と、つち)・金(こん、か)・水(すい、みず)という五行にそれぞれ当てはめるようになりました。
    そして、これにさらに「陰陽思想」を加え、陽を兄(え)、陰を弟(と)として細分化しました。
    そのため、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の訓読みはこのようになります。

                                                                                                                                                  
    十干訓読み意味
    きのえ木の兄
    きのと木の弟
    ひのえ火の兄
    ひのと火の弟
    つちのえ土の兄
    つちのと土の弟
    かのえ金の兄
    かのと金の弟
    みずのえ水の兄
    みずのと水の弟


    壬を「みずのえ」と読む理由が分かりましたね。

    来年の干支は「壬寅(みずのえとら)」です。
    「壬」は草木の種の中にさらに新しい物を孕む意味があります。
    「虎」は一日で千里を往復するとされ、躍動を表します。
    これを踏まえて、皆さんは来年をどんな一年にしたいですか。

    ご利益にあやかりたい「三寅伝承」


    干支
    皆様は「三寅の福」という言葉をご存じですか。
    寅年、寅の月、寅の日、寅の刻、のうち3つの寅を持って生まれた人はとても幸福な人生を送るという考えです。
    また「三寅参り」という言葉もあり、寅の月、寅の日、寅の刻にお参りをすると「三虎の福」が来ると言われています。

    寅の月は旧暦の1月。つまり、2022年2月1日から3月2日を指します。
    この期間に該当する寅の日は2月6日と2月18日。
    寅の刻はおおよそ午前3時から午前5時頃です。

    2月6日は日曜日。三寅の福あやかって、朝早くにお参りをしてみるのもよいかもしれません。

    ちなみに、歴史上では「寅の年の寅の日の寅の刻」にまつわるこんな逸話があります。

    干支
    ■聖徳太子と毘沙門天のご加護
    今から1400年前。聖徳太子が物部守屋を討伐する際にに山で先勝祈願を行いました。
    すると、天より毘沙門天が出現され、聖徳太子に必勝法を授けたそうです。
    毘沙門天のご加護で見事勝利した聖徳太子は、この山を信ずべき貴ぶべき山「信貴山」と名づけました。奈良県の信貴山朝護孫子寺のことです。
    その祈願をしたのが寅の年寅の日寅の刻だったそうです。

    ■寅童子 徳川家康
    徳川家康の母・於大の方が良い世継ぎを得たいと願い鳳来寺を参拝したところ授かったのが徳川家康です。
    家康が生まれたのは寅の年寅の日寅の刻。
    不思議なことに、家康が生まれたときに鳳来寺の薬師如来を護る十二神将のうち、寅童子と呼ばれる真達羅大将が忽然と消え、家康が亡くなった年に元の場所に戻ったそうです。

    また、「寅年生まれが3人集まると良い事が起こる」と言う伝承もあります。
    寅年2人だといがみ合うそうですが、3人になるとそれが良好な関係に変化するそうです。
    3という数字がキーポイントなのかもしれませんね。

    いかがでしたか。
    BUSINESS名刺印刷所では毎年、魅力あふれる年賀状をご提供しております。
    ぜひ、お気軽にご注文、お問合せください。

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    「 年賀状の歴史 」
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    カテゴリー: 豆知識,

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  • 郵便番号が7桁の理由

    BUSINESS名刺印刷所で取り扱う印刷物にははがきや封筒など、郵便番号枠を付ける印刷物がいくつかあります。
    今回はその郵便番号の豆知識をご紹介いたします。


    郵便番号の歴史


    郵便番号
    郵便番号が郵便事業をオートメーション化するために導入されたのは1968年7月1日のこと。
    当初は3桁(NNN)もしくは5桁(NNN-NN)の郵便番号が割り振られました。
    この番号は集配事務を行う郵便局毎に割り振られたものであり、当時の輸送手段の中心であった鉄道の路線、経路の駅順を元に大きな郵便局は3桁、それ以外の郵便局は5桁の郵便番号となっていました。
    今のように7桁(NNN-NNNN)になったのは1998年2月2日のことであり、町域や大型ビルの階層までも郵便番号で指定できるようになりました。
    また、郵便番号の7桁化と同時に、郵便番号を機械で読み取って振り分けるシステム(バーコード)が導入され、郵便の集配は各段に効率化されたのです。

    郵便番号の法則とは


    郵便番号
    郵便番号を割り当てるにあたって、まず東京を起点としてそこから南下する形で上2桁の番号が割り振られました。

    ・東京(10~20)
    ・関東甲信(21~40)
    ・東海(41~51)
    ・近畿(52~67)
    ・中国(68~75)
    ・四国(76~79)
    ・九州(80~89)
    ・沖縄(90)

    そして、割り振っていない地域の南から順にまだ使っていない番号を割り振ることになりました。

    ・北陸(91~93)
    ・新潟(94、95)
    ・東北(96~99、01~03)
    ・北海道(04~09,00)

    つまり上2桁は都道府県を表しているのです。
    郵便番号は3桁目から5桁目は郵便局の場所。残りの4桁目から7桁目で町域などの細かい場所が分かるように紐づけられています。

    省略してもよい住所と駄目な住所


    郵便番号とバーコードの導入によって郵便が格段に効率化されたことで、市区町村名(行政区名)までは住所を省略しても構わないことになっています。
    しかしながら、確実に郵便物を届けるために、正しい郵便番号であることを確認した上で、町域以下の住所は必ず記載するよう気を付けなくてはなりません。

    また、市区町村名にに続く町域名より先に「大字」「字」の文字がある場合は、「大字」「字」の文字を省略することができます。
                                     
     
     333-0823
     埼玉県 川口市
     
     大字  石神 978
     
     (省略可能)
     
     
     (町域名)
     
     
     
     333-0823 石神 978
     

                                     
     
     790-0066
     愛媛県 松山市
     
     宮田町 8-5
     
     (省略可能)
     
     
     (町域名)
     
     
     
     790-0066 宮田町 8-5
     


    しかしながら、「大字」が冠された町域名の後にさらに「字」の文字が続く場合には、その「字」を省略することはできません。
    「大字」「字」が付く住所に住んでいる方はご注意くださいませ。

                                     
     
     038-3802
     青森県 南津軽郡 藤崎町
     
     大字  藤崎 字 西村井8-2
     
     (省略可能)
     
     
     (町域名)
     
     
     
     038-3802 藤崎 字 西村井8-2
     

    〒の由来


    郵便番号
    郵便番号の頭に付ける「〒」は1887年に逓信省(郵便や通信を管轄する中央官庁)によって発表されました。
    その由来は2つあり、どちらも逓信省の名前が関わっています。

    一つ目は「逓信省(ていしんしょう)」の「テ」を表しているというもの。
    確かに「〒」と「テ」は形が似ています。

    もう一つは「逓信省(Teishinsho)」の頭文字「T」であるというもの。
    元は「T」が郵便記号となる予定でしたが、「T」は「国際郵便の料金不足の印」という認識が国際的にあり、紛らわしいため「〒」のデザインにしたそうです。

    ちなみに「〒」は郵便記号という呼称で、郵便マークは「〠」を指します。
    「〠」は顔郵便マークとも呼びます。

    いかがでしたか。
    BUSINESS印刷所では郵便番号枠が付いた印刷物もご注文をいつでもお待ちしております。 お気軽にお問い合わせくださいませ。

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    「 名刺は交換してからが本番! 」
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  • かしこく節税! 社会貢献名刺

    名刺にかかる費用を少しでも節税したい。
    そんなご要望を叶えるのがBUSINESS名刺印刷所の社会貢献名刺です。
    今回は社会貢献名刺がどういった特徴を持っているのかご紹介いたします。


    社会貢献名刺とは


    社会貢献名刺
    社会貢献名刺は名刺代金の5%を募金団体に寄付できる名刺です。
    寄付を行うと、法人税法・所得税法に規定する「寄付金控除」、もしくは法人税法に規定する「一般寄付金」の損金算入の適用を受けることができるため節税になります。
    料金は当社の通常のテンプレート名刺の料金と全く同じです。
    通常の名刺との違いは、寄付を行った募金団体のロゴマークと「この名刺代金の一部は慈善活動へ使われています。」という一文が名刺に入るということだけ。
    社会貢献名刺の注文フォームから名刺を注文するだけで、お手軽に寄付ができてしまいます。

    社会貢献名刺の仕組み


    社会貢献名刺
    社会貢献名刺で節税ができるからくりはどうなっているのでしょうか。
    BUSINESS名刺印刷所では、名刺代金をお支払いいただいた翌月5日に寄付金を集計し寄付を実施しています。
    そしてその際に、お客様のお名前もしくは会社名で寄付を行った領収書を発行し、お客様へメールで通知いたします。
    この「お客様の名前もしくは会社名で領収書が発行できる」というのが社会貢献名刺の肝です。
    お客様の名前もしくは会社名で発行された領収書は寄付金控除用としてお使い頂けるので、決算時または確定申告時にご利用ください。

    寄付できる募金団体


    社会貢献名刺で寄付できる団体は4つあります。

    ■赤い羽根共同募金 社会貢献名刺 赤い羽根のシンボルでおなじみの赤い羽根共同募金は、戦後間もない昭和22(1947)年に市民が主体の民間運動として始まりました。
    寄付金は主に、市町村社会福祉協議会が実施する在宅福祉サービス事業や、ボランティア育成事業、児童の事故防止、青少年の健全育成及び、施設利用者の生活向上のための設備・備品の改善や、施設が行う地域福祉サービスに必要な設備充実のために生かされます。

    なお、赤い羽根共同募金は法人税法、所得税法に規定する「寄付金控除」の適用を受けることができる募金団体です。

    ■NPO法人ACTION 社会貢献名刺 NPO法人ACTIONは、1994年に設立した海外ボランティアでフィリピンのこども達を支援する募金団体です。
    フィリピンにおいて孤児院建設、ストリートチルドレンへの奨学金プログラム、地域に対する幼稚園建設を進めるほか、毎年200名のボランティアをフィリピンへ派遣しています。

    NPO法人ACTIONへ寄付を行った場合、法人税法に規定する「一般寄付金」の損金算入の適用を受けることが出来ます。

    ■グッドネーバーズ・ジャパン 社会貢献名刺 「世界中の子ども達に笑顔を。」がモットーの認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う団体です。
    寄付金は、アジア・アフリカの7カ国(インド・インドネシア・カンボジア・ネパール・バングラディシュ・エチオピア・チャド)において、主に子どもの支援事業及びコミュニティ開発事業を実施しています。
    日本国内では、国内の子どもの貧困対策事業としてのフードバンク事業なども行っています。

    グッドネーバーズ・ジャパンへ寄付を行った場合、法人税法に規定する「一般寄付金」の損金算入の適用を受けることが出来ます。

    ■読売光と愛の事業団 社会貢献名刺 読売光と愛の事業団は、読売新聞社が運営する社会福祉法人です。
    目の不自由な方、心身に重い障害を持つ児童(者)、家庭環境に恵まれない子どもたちへの支援を中心に、地域に根ざした様々な福祉事業に助成しています。
    募金は、誰もが笑顔で暮らせる社会を目指して、障害のある方や施設で暮らす児童のために活用されます。

    なお、読売光と愛の事業団は法人税法、所得税法に規定する「寄付金控除」の適用を受けることができる募金団体です。


    いかがでしたか。
    この記事を読んで少しでも社会貢献名刺に興味を持っていただければ幸いです。 既存の名刺を社会貢献名刺に切り替えたい等、様々なご要望にもお応えしますのでお気軽にお問合せくださいませ。

    詳しくはこちらをどうぞ!
    https://www.btool.jp/card-bokin.html

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  • 名刺は交換してからが本番! 名刺を120%活用する方法

    名刺は交換してそれで終了、というわけではありません。
    むしろそこからどのように活用していくかで、ビジネスチャンスは変わっていきます。
    今回は、いただいた名刺を120%活用するための保管方法や効果的な社内管理ツール、トラブルを未然に防ぐための適切な廃棄方法について紹介します。


    名刺交換直後の保管方法


    名刺
    交換した名刺は、名刺入れに入れて持ち帰ります。
    財布やポケットなどに無造作に入れておくと印象が悪くなるだけでなく、破れたり失くしたりする危険性が高まるのでやめましょう。
    場合によっては、受け取った名刺に名刺交換の日付や商談の内容、相手の特徴などを書き込むのも効果的です。
    人の記憶は時が経てば経つほど曖昧になるので、なるべく忘れないうちに書き記しておきましょう。 とは言え、相手の目の前で名刺に書き込みをするのは失礼にあたります。
    帰社後、自分のデスクに戻ってからがよいでしょう。

    名刺を適切に保管する方法:アナログ編


    名刺
    名刺をアナログで管理するのに必要なのは、名刺ホルダーです。
    写真アルバムのようなクリアポケットタイプ、インデックスのついたボックスタイプがあり、収納枚数も選べるので自分に合ったタイプを探しましょう。
    名刺交換の機会が少ないワークスタイルであれば、薄型のホルダーの方がスマートに管理しやすいですが、複数人で名刺交換をする機会が頻繁にあるような仕事に就いているのであれば、大容量のホルダーやインデックス管理ができるボックスタイプが便利です。

    名刺を適切に保管する方法:デジタル編


    名刺
    名刺管理をデジタルで行う方法もあり、社内で一括管理をするシステムなども一般的になり始めています。
    デジタルで名刺管理をするメリットは、大量の名刺をデジタルデータにできることです。
    一度データ化してしまえば、オフィス、自宅、外出先など場所を問わず参照できるようになるので、テレワークが進んでも安心です。
    スマホやタブレットからチェックすることも可能になります。

    デメリットは、アナログ管理に比べてツールの導入コストが高いことです。
    しかし、使い始めれば便利に感じることも多いので、アナログとデジタルで迷っている場合は導入について具体的に検討してもよいのではないでしょうか。
    では名刺のデジタル管理ができる代表的なツールをご紹介しましょう。

    Excel


    名刺
    ツールを導入しなくても、パソコンのExcelにデータを入力すれば名刺をデジタル管理することはできます。
    しかし、人力でデータを入力をしなくてはならず、管理者を設定しないと誰でも書き換えられてしまうというリスクがあります。
    また、容量が大きくなるとデータが重くなって開くのに時間がかかるというデメリットがあるので、あまりおすすめはできません。

    Evernote


    名刺
    Evernoteには名刺スキャン機能があるので、Excelのように人力でデータを入力する必要はありません。
    スマホやタブレットからもアプリを使って閲覧できて便利です。

    ・Evernote
    https://evernote.com/intl/jp

    WANTEDLY PEOPLE


    名刺
    WANTEDLY PEOPLEは、最大10枚の名刺を一括で撮影してデータ化できる名刺管理アプリで、現在400万人が使っています。
    スキャンした名刺から相手に関連する情報をその場で検索できるなど、クリエイティブな職場に活用できそうな機能も搭載されています。

    ・WANTEDLY PEOPLE
    https://people.wantedly.com/

    sansan


    名刺
    sansanは、法人向けのクラウド名刺管理サービスです。
    社内で名刺データを一括管理することで、社員のもつコネクションを可視化、共有できるのが特長です。
    オンラインの商談に対応するオンライン名刺サービスなど、次世代に合わせた機能もあります。

    ・sansan
    https://jp.sansan.com/

    Eight


    名刺
    Eightは、国内最大のビジネスネットワークをもつ名刺管理アプリです。
    法人向けには、社内の名刺を一括で管理できるシステムのほか、BtoB向けのターゲティング広告、人材獲得など、AIを活用した名刺管理以外のサービスも打ち出しています。

    ・Eight
    https://materials.8card.net/for-company/

    個人情報の塊である名刺の適切な廃棄方法


    名刺
    名刺は、どんな簡易的なものであれその人の個人情報を含んでいます。
    また、名刺が第三者に無断で使われると、悪徳商法や詐欺に加担してしまうことにもなりかねません。
    不要になった名刺は、悪用されないよう、また個人情報を適切に保護できるよう、シュレッダーなどにかけて廃棄しましょう。
    名刺のコピーやデジタル管理のデータも、掲載されている情報が読み取られない状態で廃棄、削除するようにしてください。

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  • 新年の挨拶回りに謹賀新年シール

    年末年始はビジネスにおいても一年の区切りとなる時期です。
    今年一年お世話になった感謝を伝え、新しい年もよりよい関係を築いていくために年末年始のご挨拶回りをする方も多いでしょう。
    今回はBUSINESS名刺印刷所が提案する新しい年始の挨拶回りのお供、「謹賀新年シール」をご紹介します。


    新年の挨拶回りにワンポイント


    謹賀新年シール
    お手持ちの名刺に謹賀新年の文字を追加できる「謹賀新年シール」はとてもシンプルなアイテムです。
    シールのタイプは3種類。

    一つ目は書道の作品で署名の後に押印する落款(らっかん)風の「スクエアタイプ」
    このタイプはポップな書体が特徴で、特に「謹賀新年」が際立ちます。

    二つ目は透明地に謹賀新年の赤文字がキラキラ反射する「クリアタイプ」
    透明地なのでどんな名刺にも馴染んで名刺の情報を邪魔しません。

    三つ目は貼付する名刺の色を選ばない白地の「白タイプ」
    名刺に貼って新年の挨拶回りをおめでたく演出できます。

    既に名刺交換をしている人とも、年始の特別な挨拶として名刺をお渡しできるきっかけを作ることができるのが謹賀新年シールの利点です。

    また、実際に会って挨拶をしない場合にも、郵送物に同梱する名刺に貼ることで特別感を出すことができます。
    他にも一筆箋に貼ったり、付箋に貼ったり、差し入れや相手に何か一言を送りたい場合にさりげなく新年のおめでたさをプラスすることができます。

    お手軽にお試しいただけます


    謹賀新年シール
    謹賀新年シールは1シートにシールが10点入っており、スクエア・クリア・白どのタイプも組み合わせ自由で 2シートお選びいただきます。
    お値段はなんと330円 です!
    3枚目からは 追加1シート・110円 でご提供します。
    加えて、送料無料でお届けするのでかなりお得な商品です。

    コロナ禍で挨拶回りが遠のいている昨今ですが、徐々に規制も緩和され、元の生活に完全には戻らないまでも人と会う機会は少しずつ増えていくことが予想されます。
    久々に会った方に謹賀新年シールを添えた名刺で挨拶をしてみませんか。

    販売ページはこちらです。

    謹賀新年シール
    BUSINESS名刺印刷所では、「謹賀新年」以外にも「こんな文言のシールがあったらほしい」などのご要望を募集しております。
    「こんなシールが作れないかな?」等のご相談にも乗っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

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  • チラシ(フライヤー)の豆知識

    新聞を取らなくなった方でもポストをのぞけば何かしらのチラシが入っていることが多いのではないでしょうか。
    今はコロナ禍でめっきり見る機会が減りましたが、街頭のティッシュ配りやお店のチラシ配布などチラシは世の中にあふれています。
    今回はそんなチラシの豆知識をご紹介します。


    チラシの効果


    チラシ
    チラシはなぜこの世の中にあふれているのでしょうか。
    どのような効果を期待されて印刷されているのでしょうか。

    チラシの一番の目的は集客です。
    お店や商品を知らない人に対し、チラシで認識してもらうことで新規顧客を獲得したり、既存顧客に新たな情報をお知らせし来店意欲・購入意欲を促す効果があります。
    ちなみに、チラシをみてお客様がお店に足を運ぶ率(反響率)は折込チラシの場合で0.01%~0.3%とされています。
    10万枚を配布すれば10人~300人程度の来店が見込めるということです。

    また、チラシには販売促進やブランディング強化をする役割もあります。
    人間は同じ物や人に接する機会が増えるほど好印象を抱くようになる傾向があります。これをザイオンス効果と言います。
    興味を惹かれるチラシは取っておいたり、隅々まで見るという人は少なくないと思いますが、チラシにも同じザイオンス効果が期待できます。
    対象の地域に何度も同じチラシを配布することで、その地域に対する企業の認知力・ブランド力を高めることができるのです。

    海外のチラシ


    チラシ
    海外のチラシと日本のチラシとでは色や写真の使い方が異なります。
    例えばアフリカでは陽気な赤、黄色、ゴールド、緑、黒といった陽気なラスタカラーが好んで使われます。
    欧米では視覚的インパクトをより重視したチラシが好まれます。
    国民性が反映されたり、幼い頃から似た傾向のチラシに囲まれて育つため、国ごとに違いが生まれるのかもしれません。

    外国を視野に入れたチラシを作る際には、民族性や宗教性、歴史を意識して作るとより訴求効果が期待できます。

    なお、日本ではスーパーの安売りチラシに代表されるように細かいフォントでより多くの情報を入れることが多いです。
    日本人の細かな性質と経済性を象徴しています。

    チラシの配布方法


    チラシ
    チラシの配布方法は様々です。
    それぞれのチラシの配布にかかる費用や方法について見ていきましょう。

    ■新聞折込
    地域によって異なりますが1枚3円前後で折込み可能です。
    配布エリアと配布日を指定して依頼をかけるのですが、一般的には土曜日朝刊のチラシが一番読まれる確率が高いのでオススメです。

    ■ポスティング
    業者を使って直接ビルやマンションに投函する方法です。
    単価は1枚0.25円ほどです。
    しかし、最低依頼枚数が5,000枚以上からなど規定があります。

    また、エリア内全てに配るローラー配布(全戸配布)と大型マンションなど特定の建物のみに配るセグメント配布があります。
    セグメント配布のほうが手間がかかる分、単価が高くなります。

    もちろん、業者を使わず自分で配る方法もあります。
    筆者の経験談ですが、アルバイト先のリニューアルオープンに伴ってポスティングを行った際には3時間で500枚配ることができました。
    大型マンションが多い地域なのか、戸建てが多い地域なのかにもよりますが、1分あたり1.6枚配っていたことになります。

    ■ティッシュ配り
    ティッシュにチラシを入れて街頭で手渡しして配るやり方です。
    2〜3時間で500枚程度の配布量が目安になっていることが多く、業者に頼んだ際の単価は1枚約3円です。

    しかし、この値段はあくまで配布のみを依頼した値段なので、別途ティッシュの仕入れやティッシュの中にチラシを入れる作業などが必要になってきます。
    繫華街などでも配布禁止エリアが広がっており、かつ、現在はコロナ禍なのであまりお勧め出来ない配布方法です。

    ■チラシとアプリの連動
    日本で初めてチラシが作成・配布されたのは1683年のことで、現在の三越百貨店である日本橋越後屋呉服店が行いました。

    世界的に見れば、紀元前2000年頃に作成された古代エジプトのチラシが、今のところ発見されている最古のチラシです。
    これは行方不明者を探すためのもので、大英博物館に保管されています。

    長い歴史を誇るチラシですが、近年のIT化によって、急速にその在り方を変えています。
    つまりは、スマートフォンの登場によって、チラシはアプリと連動するようになったのです。

    アプリでできることは下記の通りです。

    ・チラシがアプリ内に届く
    ・チラシを見ることでポイントやクーポンが手に入る
    ・チラシの画像を保存・参照できる
    ・チラシをアプリで一から作成・デザインできる
    ・チラシ掲載先の口コミを見られる
    ・近くのお店のチラシを検索できる

    かなり便利な進化を遂げていることが分かりますね。

    まとめ


    チラシ
    チラシ(フライヤー)の豆知識はいかがだったでしょうか?
    IT化が急激に進んでいる現代ですが、依然として紙のチラシの魅力と効果のほどはまだまだ健在です。
    チラシには長い歴史の中で、積み上げ、精錬されてきた合理性と有効性があり、そこには人々の英知があるからです。

    また、IT化についていけない人や、昔ながらのチラシを好む人、紙媒体の方が安心するという人は一定数存在します。
    したがって、地域密着型を得意とする会社やお店の集客には、なおのこと紙のチラシの効果が期待できます。

    商売の真髄が詰まっているといっても過言ではないチラシ。
    皆様も今一度、チラシの良さを体験してみてはいかがでしょうか。

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  • 紙目って何だろう

    紙には繊維の流れ目があることはご存じですか。
    普段、生活しているときにはあまり気にすることがないものだと思いますが、印刷会社にとっては紙目はとっても大事な要素の一つです。
    今回は紙目についてお話しします。


    紙目とは


    紙目
    私たちが日常的に使っている紙は、紙を抄く機械(抄紙機)を使って、パルプを一定方向に流しながら作られます。
    そのため、進行方向に向かって繊維が揃いやすく、自然と「紙の流れ目」ができます。
    この流れ目を「紙目(かみめ)」といい、印刷や折り加工、製本加工をする際にはこの向きをどうするかが重要なポイントになります。
    ※紙目は「紙の目(かみのめ)」や「流れ目(ながれめ)」とも表現されますが、この記事では紙目に統一します。

    抄紙機からできあがった紙はロール状にまとめられ、裁断する際に縦目か横目かのどちらかに分類されることになります。

    ■縦目とは
    T目とも、ショートグレインとも呼ばれます。
    紙の長辺に対して平行に繊維が流れている紙をいいます。
    寸法を表す際は788mm×1091mmというように、「短辺×長辺」で表します。

    ■横目とは
    Y目とも、ロンググレインとも呼ばれます。
    紙の短辺に対して平行に繊維が流れている紙をいいます。
    寸法を表す際は1091mm×788mmというように「長辺×短辺」で表します。

    なぜ紙目が重要なのか


    紙目
    紙の繊維が一定方向に流れているということは、力が加わったときに強い方向と弱い方向があるということです。
    つまり、印刷物ごとに適した紙目があるのです。

    紙は、紙目と同じ方向(平行方向)に沿って破りやすく、折りやすい性質を持っています。
    ティッシュや段ボールを想像すると分かりやすいかもしれません。
    折った場合は、繊維に沿って折っているので折り目が割れにくいのも特徴です。

    一方、紙目と垂直の方向に力を加えると、破りにくく、折りにくいです。
    頑張って折ったとしても、繊維に逆らって折っているので折り目が割れたりしわができやすいというデメリットを持っています。

    このように紙目に対して折る方向が平行な場合を順目、逆の場合を逆目と呼びます。
    印刷会社で作られた二つ折りのリーフレットや中綴じ冊子は順目で作成されるのが一般的です。
    もちろん、ご注文者様のご要望やニーズに応えて、あえて逆目で作成することもあります。

    順目と逆目の見分け方


    紙目
    紙目の性質を知っていると、順目と逆目の見分け方も簡単です。
    紙を破ってみて比較的抵抗なく、まっすぐに破れる方が順目です。
    逆目は、破る際にまっすぐに破れにくく、破れ口からは毛羽立ちが多く発生します。

    折った場合も同様で、順目はきれいに折れますが、逆目は折りづらく、折り目がしわしわになったり、割れたりと汚くなりがちです。

    また、折り紙のような真四角の紙の場合は、一辺を手にもって紙をだらりと垂らしてみましょう。
    紙は繊維に沿って折れやすい性質があるので、より垂れやすい方が、手で持っている一辺と平行して繊維が流れています。

    名刺の紙目


    紙目
    BUSINESS名刺印刷所の名刺は、ほとんどを縦目で作成しております。
    縦目にするとこで名刺交換をする際に、紙がぴんと立ってへたることがないからです。
    ほとんど、というのはショップカード等の二つ折り名刺があるからです。
    二つ折り名刺の場合は、折りに沿うように横目で作っております。
    少しの気遣いですが、名刺が最も活躍する瞬間にばっちり決められるように考慮しております。
    ぜひ、BUSINESS名刺印刷所で名刺作成をご検討ください。

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  • オンライン名刺ってどんな名刺? 紙名刺はもう古いの?

    新型コロナウィルス感染拡大により、社会のあり方が一変しました。
    リモートワークが推進され、社会のオンライン化が進んでいます。
    加えて、紙媒体を廃止し、情報をデジタル化してしまうペーパーレス化が奨励されています。
    そのため、名刺のあり方にも変化があらわれ、「オンライン名刺」が少しずつ注目されるようになりました。
    今回はオンライン名刺の説明をするとともに、現在主流の紙名刺の魅力にもあらためて迫っていきます。


    オンライン名刺ってなに?


    名刺
    オンライン名刺とはその名のとおりインターネットを介し、オンラインで名刺を交換するサービスのことを言います。
    このオンライン名刺の交換には、QRコードやURLを用いるのが一般的です。
    オンライン名刺にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

    ■メリット1:対面せずに名刺交換ができる
    オンライン名刺は、直接相手と対面せずとも名刺交換が可能です。
    互いに離れていても名刺を交換できるため、感染症対策の効果が期待できるでしょう。

    ■メリット2:交換日時が自動で記録される
    オンライン名刺を利用した場合、名刺交換の日時が自動的に記憶されるため、紙名刺と比較して日付管理が容易になります。
    また、ちょっとしたメモ機能を搭載しているサービスもあるので、商談時の取り交わし内容を記録するのにも役立つでしょう。

    ■デメリット1:利用者とサービス業者が少ない
    オンライン名刺は、まだ生まれたばかりのサービスです。
    コロナ禍にあって徐々に注目され始めていますが、まだまだ認知度が低いというのが現実。
    そのため利用者もサービス業者も少なく、せっかく名刺をオンライン化しても受け取り側の環境によっては名刺を渡せないという事態も発生してしまいます。

    ■デメリット2:登録作業が大変になることも
    名刺交換は常に二人だけの状況で行うとは限りません。
    複数人が集まって名刺交換をしたあとでは、登録作業に時間がかかってしまうケースもあります。
    また、氏名などの個人情報が重なっている人がいた場合、メールなどの誤送信を防ぐためチェックしておく手間も発生してしまいます。

    ■デメリット3:コストが発生する
    オンライン名刺はデータをやり取りして名刺交換をしますから、紙名刺のように名刺そのものを作るための費用はいりません。
    しかし、サービスを導入したり、継続していくための月額費用がかかってしまいます。
    オプションを利用すれば、さらにお金がかかってしまうでしょう。
    場合によっては、紙名刺を上回るコストが発生してしまうのがオンライン名刺のデメリットです。

    紙名刺にもたくさんの魅力が


    名刺
    新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンライン名刺の注目度が少しずつ上がっていますが、紙名刺にはオンライン名刺に負けないだけの魅力があります。
    紙名刺の魅力について深掘りして解説していきましょう。

    ■紙名刺の魅力1:色々な紙質が選べる
    言うまでもありませんが、オンライン名刺ではスマホなどの画面の中に名刺を作るため、紙質にこだわることができません。
    その点、紙名刺であれば、紙をコート紙にして光沢をつけたり、和紙風のものにして優しい風合いを演出することができます。

    女性であれば、真珠を思わせるきらびやかな光沢のペルーラ紙を使って、より上品な名刺にしてもよいでしょう。
    紙質を変えて名刺が持つ印象を変えられるのは、紙名刺ならではの魅力です。

    ■紙名刺の魅力2:相手の記憶に残りやすい
    紙名刺では、紙質で個性を出せるだけではなくデザイン面でもインパクト抜群の名刺を作ることが出来ます。
    例えば、金や銀を名刺に施す箔押し加工やゴムを乗せた触感が味わえるバーコ加工などは、相手の記憶に強く印象付けられるでしょう。
    さらに、扇形や花形などに加工した名刺を渡せば、より一層のインパクトを与えることもできます。
    加えて、レイアウトやフォントにもこだわりを見せることで、一段と名刺の持ち味が際立つはずです。
    また、紙厚を変更し重厚感や高級感を醸しだせば他の人との差が生み出せますから、相手の脳裏に残るきっかけとなるでしょう。

    このように、紙名刺はオンライン名刺と比較にならないほどデザインに幅がありますから、相手に記憶に残りやすいという魅力もあるのです。

    ■紙名刺の魅力3:コミュニケーションきっかけが得やすい
    紙名刺ではオンライン名刺と異なり物理的に名刺を渡しますから、相手との距離が自然と近くなり、コミュニケーション作りのきっかけを得やすくなります。
    衛生面のリスクを危惧する人も一定数いるかも知れませんが、紙名刺には抗菌加工が施されたタイプのものもありますので心配いりません。
    抗菌仕様の名刺には、菌やウィルスの繁殖を妨げる成分を使用しておりますから、リスクを抑えることができるのです。
    リスクにきちんと配慮した環境下でのコミュニケーションですので、相手との距離を気にせず円滑な人間関係を築けるはずです。

    このようにコミュニケーションのきっかけを得やすいことも、紙名刺ならでは魅力と言えるでしょう。

    まとめ


    名刺
    コロナ禍で徐々に注目され始めているオンライン名刺。
    オンライン名刺は相手と距離を取った状態で名刺交換ができるといったメリットがある反面、まだまだ利用者が少なく名刺交換に支障が出ることも少なくありません。
    また、導入・継続コストが紙名刺よりかかる場合もあります。
    オンライン名刺は生まれたばかりのサービスですから、まだまだ不便なところが目立つのです。

    一方、紙名刺には紙質で雰囲気を変えたり、凝ったデザインの名刺を作ることによって、オンライン名刺よりも相手に強く印象付けられるという魅力があります。
    特に名刺印刷会社に依頼し、プロの手によって作られた名刺は並はずれた出来あいとなります。
    そんな名刺であれば、必ずやあなたと相手方との巡りあわせを素敵に飾ってくれるはず。
    相手との距離感が気になる場合であっても、抗菌仕様の名刺もありますので心配いりません。

    デジタル化が進んで行く社会ですが紙名刺は全く古いものではなく、むしろオンライン名刺には無い魅力をたくさん持っています。
    あなたもぜひ、魅力あふれる紙名刺を作ってみてはいかがでしょうか。

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    「 各国の名刺文化の違い 」
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